地球環境米米フォーラム

駐日各国大使夫妻や外交官と、日本各地の市民・子供たちがチームを組んで田植えや稲刈りを実体験。循環型農業の水田稲作について学び、自然環境保全・国際協力について考える機会を提供するフォーラムを、国連環境計画(UNEP)、国際農業機関(FAO)、自治体と共催。

1998年から2004年までの7年間に、合わせて120ヶ国の外交官と延べ約2万人の市民・子供たちが、田んぼや懇親会で交流を深めながら、ホームステイや伝統文化も体験。稲作農業の根底にある「共に助け合って生きる」という日本人の精神文化を体感していただきました。

年間プログラム

【春】「田植えフェスティバル」(開催自治体)

【夏】一般市民を対象にした「とんぼ田んぼシンポジウム」(東京)

【秋】「稲刈りフェスティバル」(開催自治体)

【冬】各国大使館との交流と次年度開催地へリレーする「懇親会&種もみ引き渡し式」(東京)

フォーラム後も各国外交官とホストファミリーの間で心温まる交流が広がりました。

2005年には集大成として、東京・国連大学ウタント国際会議場で「地球環境米米フォーラム国際シンポジウムin東京」を開催。実際に田植えや稲刈りを体験した5ヶ国の大使たちと開催地代表をパネラーに迎えて、地球環境と水田稲作、米・食料、国際協力などをテーマに熱く語っていただきました。

「地球環境米米フォーラムin山口」(2002年)の田植えフェスティバル(上)と稲刈りフェスティバル(下)風景、日本海に面した油谷町の棚田に、各国大使夫妻や外交官、地域の市民・子供たちなど約2千人が参加しました。

開催地

★石川県輪島市(1999年)

★北海道深川市(2000年)

★滋賀県北びわこ地域(2001年)

★新潟県越後妻有地域(2002年)

★山口県北長門地域(2003年)

★東京農工大学(東京都府中市)(2003年)

★愛知県三河安城地域(2004年)

★東京・国連大学国際会議場(2005年、国際シンポジウム開催)

 

主催: 地球環境平和財団   開催自治体実行委員会

共催: 国連環境計画(UNEP)   国連開発計画(UNDP)

後援: 世界食糧機関(FAO)   農林水産省   環境省   外務省   総務省   読売新聞社 ほか

特別協賛: 三井住友銀行

協賛: 企業各社

 

開催風景の一部をご紹介いたします。

 

【春】「田植えフェスティバル」

「地球環境米米フォーラムin越後妻有」(2002年、新潟県十日町市)開会式でお言葉をのべられる高円宮さま。宮さまの「大使の方たちを田植えにお連れしたら」というご発案から米米フォーラムが生まれました。

第1回目の「地球環境米米フォーラムin輪島」(1999年、石川県輪島市)での英語スピーチ(日本語訳)には、本フォーラムに寄せられた宮さまのお心がよく表れています。

毎回自ら苗をお手植えされた宮さま。「地球環境米米フォーラムin北びわこ」(2001年、滋賀県湖北町)で三女の絢子さまと(2001年滋賀県湖北町)

天皇陛下からご下賜された種もみから育てた苗を、ご下賜田に植える早乙女たち(1999年、輪島市白米千枚田)。陛下が自ら宮中の田んぼで収穫されたうるち米「日本まさり」ともち米「満月もち」の種もみが、毎年3月にご下賜されました。

第1回目の「地球環境米米フォーラムin輪島」(1999年、輪島市白米千枚田)

外交官とホストファミリー、子供たちがチームを組んで植える様子を、ベテラン農家の方々がチームワークやきれいさなどを審査して表彰式を実施。米俵や地元産品などの副賞が大好評になるなど、懇親会を大いに盛り上げました。

 

後援の読売新聞社ほかの新聞各社、テレビその他様々なメディアで米米フォーラムが報道されました。

 

 

【夏】「とんぼ田んぼシンポジウム」(東京)

 

 

 

【秋】「稲刈りフェスティバル」

 

 

 

【冬】「懇親会&種もみ引き渡し式」(東京)

 

 

「地球環境米米フォーラム 国際フォーラムin東京」

 

 

 

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